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AEDを使用するのは、大人だけじゃないのだ。
子供にも心ストップ状態に成る可能性はないとは云えない。
現実に、野球やソフトボールのボールが当たったり、マラソン中に子供が心ストップ状態になった事例は報告されている。
2004年にAEDの一般人使用が認められたものの、子供にAEDを使用する事は認められていない状態だった。
しかしながら、2006年から子供にもAEDを使用する事が認められている。

まず、1番注目されるのは一次救命対処と云われる心臓マッサージと人工呼吸の割合である。
今までは心臓マッサージが15回、人工呼吸が2回だったのが、心臓マッサージが30回、人工呼吸が2回に変更に為ってる。
そして、AEDの電気ショック後に反応がなかったケースの場合は、この心臓マッサージ30回人工呼吸2回を5サイクル実践する事とされている。
今までは、AEDの電気ショックで反応がなければ、AEDの使用を3回まで連続して行っても良いと云う事だったから、今回の改訂でいかに一次救命対処が大事かがお分かりに成る事だろう。

このあと、電気ショックを流すのであるが、「心臓病じゃないかも知れないのに、本当に電気を流していいの?」とおもわれる方も居るだろう。
医学知識がなければ、誰でもそうおもうのは当然であるよ。
しかしながら、AEDのスゴイところは、患者(クランケ)の体にパッドがつながれると、自動的に心電図を詠み取って解析してくれるところなのである。
30秒から45秒レベルで、心電図を解析し、電気ショックが必要か否かを音声メッセージで教えてくれるから、安心である。
電気ショックのあとも、心電図を測り更に電気ショックが必要かを教えてくれる。

このガイドラインには≪市民救助者向け心肺蘇生ガイドライン≫と云うものも有る。
指導者が一般市民に救助法を教えるためのマニュアルとでもいうべきだか。
こちらでも、やっぱり心臓マッサージの重要度が挙げられている。
心臓マッサージを結びつかない人工呼吸だけの救助法を教える事のないように注意してある事から観ても把握可能に、心肺蘇生には心臓マッサージ・人工呼吸・AEDの3点セットをおぼえなくてはいけないと云う事だろう。
この≪救急蘇生ガイドライン≫は、本屋さん等で購入出きる為、興味のある人はご覧になってはどうだろうか。



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